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奄美の「瀬戸内の歌姫」デビュー(上)シンデレラは21歳の中華料理店員 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:倖田來未
鹿児島県の離島、奄美大島の小さな町からこの夏、「歌姫」が全国CDデビューする。瀬戸内町の中華料理店員、川島マナミさん(21)。まちおこしのため町が募集した「瀬戸内の歌姫」にひょんなことから選ばれ、今月中旬に上京してレコーディングを果たした。南の島の青い空と海をバックに、島唄が奏でるシンデレラストーリー。でも、川島さんは「私にとって歌姫といえばくぅちゃん(倖田來未)なので、ちょっと抵抗あります。歌で島に活気が出て、マクドナルドができたらうれしい」と屈託ない。
瀬戸内の大空を
海峡を吹き渡る
風よ雲よ
(「すばらしき奄美」)
川島さんのおおらかな歌声は、同じ町の出身で「ワダツミの木」「この街」などのヒットで知られる歌手、元(はじめ)ちとせさん(29)を思わせる。島唄のようなメロディーと歌い方は、聴く者を一瞬で南の島へと連れて行く。
瀬戸内町は奄美大島の南部、人口1万人の漁業と農業の町。瀬戸内というと中国地方を思い浮かべがちだが、町は本島と離島から成るため全国で唯一、町内に大島海峡という海峡が通る、まさに瀬戸内の町だ。
「海と山に囲まれた島です。それに空が人間の顔みたいなんです。夜空に星がいっぱい出て明るかったり、満月だったり、暗かったり、雲がわさわさしてたり…」
ふるさとについてこう話す川島さんは、島の小学校、中学校、高校を卒業した島っ子100%。高校卒業後いったん大阪へ出て介護の仕事などをしていたが、20歳の成人式前に島へ戻った。現在は昼間は中華料理店でホールスタッフを務め、夜は知り合いが営むショットバーで働いている。
平凡な人生が一変したきっかけは、昨年11月、町の「観光大使」に島出身の母を持つ男性が任命されたことだった。
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