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【日本を発信するクリエーターたち】ファッションデザイナー 柳川荒士さん

2008.6.15 08:35
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「歴史あるテーラードジャケットの良さを若い人にも知ってほしい」と話す柳川荒士さん=東京・上目黒の事務所「歴史あるテーラードジャケットの良さを若い人にも知ってほしい」と話す柳川荒士さん=東京・上目黒の事務所

 

ファッションの王道で勝負

 2003年に創設されたブランド「ジョンローレンスサリバン」。デザイナーの柳川荒士さん(33)は、07年春夏モノで初のコレクションを開いた。デザインが単調になりやすいメンズで、微妙なカッティングやシルエットの美しさに定評があり、30代以下の若い層を中心に人気のブランドだ。

 ブランド名は19世紀末の米プロボクサーが由来。柳川さん自身、元フライ級プロボクサーだ。ボクサーだった父親の影響で小学校からボクシングを始め、インターハイ、国体、全日本選手権で優勝して3階級王者に。アトランタ五輪を目指したが、韓国に敗れて五輪出場を逃し、その後、具志堅用高氏に見込まれてプロに転向した。

 子供のころから大の洋服好き。正統のトラディショナルスタイルにあこがれ、学生時代の小遣いやアルバイト代はほとんど洋服代に消えた。約4年間のプロボクサー時代も、ファイトマネーでトランクスやシューズを試合ごとに新調した。引退後、イギリスの古着の輸入販売を開始。これがファッションデザイナーへの転機になった。

 「古着って希少品が多いから、ジャケットやシャツ、パンツなど、気に入った一式をそろえても、たとえばジャケットだけ売れると同じものを補充できず、自分が選んだ洋服全体のバランスが崩れてしまう。それなら、量産できて自分がかっこいいと思うものを自分でつくるしかないと思った」

 夢は10年間、ブランドを続けること。将来はトレンドのすき間や和風のデザインではなく、「エレガントでかっこいい“ファッションの王道”で勝負したい」という。

 「まずは東京発のブランドで1番にならないとね」。元ボクサーらしい勝負師の顔をのぞかせた。(小川真由美)

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「歴史あるテーラードジャケットの良さを若い人にも知ってほしい」と話す柳川荒士さん=東京・上目黒の事務所
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