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【さらば革命的世代】(6)女子学生闘士の「その後」 (1/4ページ)
このニュースのトピックス:さらば革命的世代
エリート一家
「『さらば革命的世代』というタイトルはうれしくない。私は今も行動している。下の世代になにがしかの責任をとるためにも、走り続けてきた」…。
岐阜県大垣市に住む近藤ゆり子さん(58)からそんなメールが届いた。和服姿で反戦運動を続ける地元では有名な女性活動家だ。
元東大全共闘の闘士でもある。
当時のメンバーの男女比は約30対1。当たり前のように女性が軽く扱われる時代だった。
「何を言っても子犬が吠えているとしか思われなかった。上層部も、私のことをキャンキャンとかみついてうっとうしい存在と見ていたかもしれない」
家族や親戚のほとんどが東大卒というエリート一家。
理屈っぽい性格からか、周りからはいつも「女のくせに」と言われ、反発した。ますます「男になんか負けるものか」と思った。
小学5年生だった昭和35年。「60年安保」に反対する全学連デモ隊が国会で警察隊と衝突し、東大生の樺美智子さんが死亡した。
「10年後は自分も東大で学生運動をしている」
そんな未来を予感した。
「教科書を3回読めば、中身が頭に入った」と言い、43年4月、県立千葉高からあっさり東大に入学。
クラスの自己紹介でいきなり、こう言った。
「70年安保を闘いたいと思います。そのための勉強をしたいと思います」
機動隊への投石は男の役目だった。
「女は下がって炊事当番をしろ」とも言われた。それでも前に出て石を投げた。あまりのコントロールの悪さに「味方にあたるではないか」と叱責され、しぶしぶ石拾いの仕事に回った。
「優等生」であることがいやで実家も飛び出した。「女であること」をうとましく思うこともあった。

