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【こうして生まれた ヒット商品の舞台裏】コナカ「シャワークリーンスーツ」 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:ダイエット・エステ
■「洗えるウール」課題を克服
自宅で温水シャワーをかけるだけで、汗の汚れや、たばこのにおいを簡単に洗い流せて、アイロンがけも必要ない。クリーニング代が節約でき、地球環境にも優しいエコロジーなウールスーツとして、ビジネスマンの熱い視線を集めているのが、コナカの「シャワークリーンスーツ」。紳士服市場が低迷する中で売れ行きは好調。今年2月の発売当初は計画の2倍の売上額を記録し、4月以降も1割増の快進撃が続く。
画期的な商品の開発は、「一日の中で一番リラックスできる入浴時間に、体と一緒にスーツも洗ってしまえたら」という技術者のアイデアがきっかけ。羊毛の技術開発を手がけるオーストラリアのザ・ウールマーク・カンパニーなどと共同で、1年半がかりで完成させた。
「ポリエステル素材などの洗えるスーツはあったが、着心地や質感はウールのほうが優れています。しかし、ウールは自宅で水洗いすると型くずれして、家では元に戻せません。これが業界の長年の課題でした」と商品1部部長代理の岩谷達志さん。この課題をクリアするため、中が空洞の特殊繊維を採用して、シャワーで洗い流す際に水抜けがよく、速乾性を高める工夫をした。さらに、湿度の変化で伸び縮みするウールの動きを抑えるため、天然アミノ酸を使って型くずれを防ぐ加工を施したという。
「何度も試作とテストを繰り返して仕上がった自慢の商品ですが、自分で買った新品にシャワーをかけるときは、さすがに冷や冷やしました」と岩谷さん。汗やほこり、花粉はもちろん、排ガスやたばこのにおいのほか、ケチャップの跡など水溶性の汚れにも強いとあって、海外出張の多い男性らに好評だという。

