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【停車場ストーリー】JR根室線・帯広駅 開拓の歴史刻む、豚丼の聖地 (1/2ページ)
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北海道東部、十勝地方の中心都市・帯広市は、豚丼誕生の地。おおげさに言うと、“豚丼の聖地”として、全国に知られる。
JR根室線・帯広駅の改札口を出て、近代的な駅ビルの中を歩くとすぐさま、豚丼店「豚丼のぶたはげ」の看板が目に飛び込んできた。
「豚丼は帯広の食文化そのもの。豚と帯広の縁は古く、開拓時代までさかのぼる…」と、店の窓ガラスに豚丼の由来が書かれていた。その由緒書などによると、明治16(1883)年、静岡県出身の依田勉三(よだべんぞう)が率いる開拓団、晩成(ばんせい)社の27人が帯広に入植して養豚を開始。豚が開拓民の貴重な食料となるなか、昭和8年、1人の料理人の手で、豚丼が誕生したという。
今では、その豚丼発祥の店とされる駅前の専門店「ぱんちょう」をはじめ、市内のそば屋やラーメン店でも豚丼は定番メニューとなっている。
北海道開拓の歴史に深くかかわる豚丼。帯広市や帯広駅の誕生も、その開拓の歴史と深く結びついている。
「帯広駅が開業したのは明治38年。まず、港のある釧路からの鉄道が開通した。帯広は豆類など開拓団が生産した穀物を列車に積んで釧路港へ運ぶ集積地として発展した」
帯広駅の米山和幸駅長(54)はそう説明する。
北海道開発を進める明治政府にとって、旭川から帯広を経由して、釧路に達する鉄道の建設は急務だった。明治30年に旭川から、翌31年に釧路から、帯広を目指して、それぞれ建設工事が始まった。
7年後に釧路−帯広間が開通し、帯広駅が開業したが、旭川−帯広間は、帯広市西側の日高山脈を越えるトンネル工事が難航。同区間の開通は、釧路側に2年遅れの明治40年9月だった。74年後の昭和56年10月には石勝線が開通し、札幌−帯広間がようやく日帰り圏になった。
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