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【停車場ストーリー】JR釜石線・上有住駅 深い谷間に立つ“銀河鉄道”洞窟駅 (1/2ページ)

2008.5.24 09:09
このニュースのトピックス停車場ストーリー
上有住駅に入ってくる花巻行きの列車。深い谷間に、小さな駅舎がポツンと立っている=岩手県住田町上有住上有住駅に入ってくる花巻行きの列車。深い谷間に、小さな駅舎がポツンと立っている=岩手県住田町上有住

 盛岡から花巻経由の釜石行き鈍行列車に乗ると、2時間半で上有住(かみありす)駅に着く。岩手県住田町の北東端の深い谷間に、小さな駅舎がポツンと立っている(動画はこちら=産経PODCAST)。

 花巻−釜石間に敷設された釜石線の前身は岩手軽便鉄道。宮沢賢治の童話『銀河鉄道の夜』のモデルといわれている。釜石線は別名「銀河ドリームライン」。各駅には賢治が深い関心を寄せていたエスペラント語の愛称が付いている。花巻はチェールアルコ(虹)、遠野はフォルクーロ(民話)、釜石はラオツェアーノ(大洋)…。

 上有住はカヴェルノ(洞窟(どうくつ))。駅から歩いて数分の所に、滝観(ろうかん)洞と白蓮洞という大きな鍾乳洞があるからだ。

 滝観洞は以前、「風吹き穴」と呼ばれていた。昭和41年にいまの名になった。入り口のすぐ上を釜石線が走っている。

 ヘルメットと長靴を借り、気仙川にかかった風恋(かざこい)橋を渡って、いざ穴の中へ。足下はとてもなめらか。滑りそうで怖いが、滑らない。所々しゃがんだり、かがんだりして進む。何度も壁や天井に頭をぶつけた。石筍など鍾乳洞によく見られる、おどろおどろしい光景はない。雫が岩床に作った「ポットホール」、柔らかい岩の部分が流水にえぐられてできたうろこ状のくぼみ「スコラプ」…。きれいな光景が続く。

このニュースの写真

上有住駅に入ってくる花巻行きの列車。深い谷間に、小さな駅舎がポツンと立っている=岩手県住田町上有住
滝観洞の入り口のすぐ上を走り抜ける花巻行きの列車
上有住駅の丸い駅名板
上有住駅の駅名板のアップ。エスペラント語でカヴェルノとは洞窟の意味
上有住駅の時刻表
上有住駅のすぐ西側(花巻寄り)にある第2大洞トンネルをくぐり抜ける釜石行きの列車
JR盛岡駅から乗車した列車
上有住駅近くの風恋橋と滝観洞の入り口
滝観洞のノッチについて説明する看板
滝観洞のノッチ
滝観洞のポットホール
滝観洞のスコラプ
滝観洞の洞くつ観音
滝観洞の「天の岩戸の滝」について説明する看板
天の岩戸の滝の下部
白蓮洞について説明する看板
白蓮洞の「洗心の池」
白蓮洞の近くに建てられた柳原白蓮の歌碑
今年3月に供用を開始した国道283号仙人峠道路滝観洞インターチェンジ
「八つ墓村」のロケが行われた現場を紹介する看板
滝観洞から約25キロ離れた住田町の中心街、世田米商店街で、昭和30年からぎんつば(大判焼きのようなもの)を作り即売している「ぎんつば三尾」の三尾京子さん(82)。焼き器も昭和30年から使っているもの。遠くからわざわざ買いに来る客もいるという

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