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【大阪調査隊】「死んだ動物園の人気者たちはどうなるの?」 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:動物園・水族館
今月12日、岬町の「みさき公園」で、人気者のキリンの「空(くう)」が死んだ。6歳。人間でいうと23歳。とても早い死だった。体長3・75メートル、体重690キロの大きな動物。動物園や水族館の生き物たちは、死んだ後は一体どうなるの?
大阪市天王寺区の天王寺動物園の倉庫。ひんやりして、心なしかツンと鼻をつくにおいがする。棚には6メートルを超えるニシキヘビの皮と骨格、大人がやっと抱きかかえることができるぐらいのカバの頭部の骨などが並んでいる。
獣医師の市川久雄さんは、トラの上あごを自分の首に当ててみせた。
「これが犬歯。この歯を獲物の首を刺し、器官と血管を一度に切るんです」
ライオンとトラの頭(ず)蓋(がい)骨を比べると、ライオンのほうが、ずいぶん小さい。「ライオンは群れで行動し狩りをし、トラは単独で生活している。やはり単独行動の動物のほうが骨格が発達しているようです」
剥製(はくせい)はマントヒヒやカバなど約380点、骨格標本は、ピューマやチンパンジーなど約60点。ほとんどは園内で生活していた生き物たちだ。
戦争中に、空襲を受けた際に脱そうすることを危惧(きぐ)して処分されたヒョウやライオン、ベンガルトラなど、肉食獣の動物たちも剥製になり保存されている。
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天王寺動物園で死んだ生き物の主な行き先は、焼却処分、標本、研究者への提供、博物館などの施設へ譲渡−の4つ。希少な動物も多く、「できるだけ無駄にはしたくない」と市川さんは話す。
しかし、自治体の動物園はどことも予算削減の傾向で、剥製や骨格標本にする余裕がない。骨格標本を専門業者に任せるとゾウで約300万円、サイで約150万円ぐらいになる。だから、最近は譲渡が増えている。


