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アイヌ冠して存在感示す
北海道ウタリ協会が「北海道アイヌ協会」への改称を検討しているのは、今後先住民族としての地位や権利を政府に求めるに当たり、協会の名前に民族名を冠することで存在感を示そうとする狙いがある。同協会は、アイヌ民族の地位向上や文化伝承を目的に北海道アイヌ協会として設立された。しかし、アイヌ語で「人」を意味するアイヌという言葉が当時、差別的な意味合いで使われていたため、会員たちへの配慮から現名称に変えた。
それでも改称に取り組むことにしたのは、昨年9月に自決権などをうたった「先住民族の権利に関する宣言」が国連で採択され、「自らが『アイヌです』と胸を張って言えることが必要だ」(阿部一司副理事長)との機運が高まったためだ。同時に、アイヌの歴史や文化が若い世代に十分引き継げていないという焦りも背景にある。