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【外信コラム】西海岸から 究極のエコカー
このニュースのトピックス:環境・エコ
日本よりはもちろん安いが、米国でもガソリンの高騰が止まらない。中でもカリフォルニアは全米一高く、今月初めにレギュラー1ガロン(約3・8リットル)当たりの平均価格が3ドル90セントを突破して以降、前代未聞の4ドル台めがけてじりじりと上昇を続けている。
そんなところにタイミングよく、電気自動車が登場した。「テスラ」と名付けられたこのクルマ、シリコンバレーのベンチャー企業の手になるもの。1回の充電で300キロしか走行できないし、再充電には3時間半かかるが、街で乗るには究極のエコカーといえるかもしれない。
だが、最大の問題は10万9000ドル(約1100万円)という価格だろう。これでは、いくらガソリンが高騰しようと、庶民にとっては元が取れない。
ロスにオープンしたショールームの責任者ジェレミーさんに、「最近のガソリン高騰は追い風ですか」と尋ねると、軽く笑ってごまかされた。愚問だった。1セント単位のガソリン価格に一喜一憂するような庶民は、ハナから顧客とは見られていないのである。
「シュワルツェネッガー知事や、俳優のジョージ・クルーニー氏がすでに手にされました」とのこと。来年のアカデミー賞の会場には、何台かのテスラが並んでいるかもしれない。(松尾理也)