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【集う】全日本きものコンサルタント協会第40回総会(14日・帝国ホテル 孔雀の間)

2008.5.15 21:05

 日本の美しい伝統文化である「きもの」の装いを通して、国内外に「礼」の普及をはかる“装道”を説いて45年。全日本きものコンサルタント協会の第40回総会が、都内のホテルで開催された。

 山中典士会長は「日本には昔から、襟を正す、折り目正しくする、というように、着物の装いから生まれた礼を表す言葉がたくさんあります。しかし、こうした美しい礼は、戦後の日本から失われてしまいました」と力を込めた。

 実際、礼の喪失とともに着物も危機にひんしているという。きもの流通新聞によると、十数年前までは2兆円規模だった着物の小売市場は現在3000億円まで落ち込んだ。「ものを売るのではなく文化の継承だという視点が必要」と協会専務理事の右田耕士さん。

 協会や超党派の和装振興議員連盟(会長・森喜朗元首相)の努力でこの数年、中学校の和装教育が広がり始めている。「礼」の復活に向けて、全国10万人を超すコンサルタントの支援に期待がかかる。

 来賓として招かれた元文部科学政務官、有村治子参院議員は「足袋の白さを保つなど、見えないところをきちんとし、外見だけでなく心も安寧であり穏やかである、そんな生き方に敬意を表します」とあいさつ。ほかにも天皇陛下の皇太子時代、東宮侍従を務めた中島宝城さんや、アサヒビール名誉顧問の中條高徳さんらが出席した。

 最後に、女優の松居一代さんがふじ色に白花模様の着物姿で講演。「オーディションに着る物がなくて母から借りた地味な着物が、若かった私を支えた」とデビュー以来の物語に、笑いと拍手がわき起こった。

 今年は「七五三」の11月15日を「和装の日」にすべく署名に取り組む。正月のはかま姿に感じた父の威厳、着物姿で立ち働く母の優しさと温かさ。装道という新しい試みで日本の美と心を取り戻したいという。(牛田久美)

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