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頭の中、整理整頓 大量情報時代…ノウハウに脚光 (1/2ページ)
あふれる情報を効果的に分類する「頭の中の整理法」が脚光を浴びている。思考の整理の心構えを説く20年以上前の文庫本が再びベストセラー入りし、英国生まれのノート術はビジネスマンらの心をつかむ。脳開発ブームも追い風になり、情報過多時代の処世術として重宝されているようだ。(海老沢類)
うまく忘れよ
JR東京駅前の丸善・丸の内本店。英文学者の外山滋比古氏が書いた『思考の整理学』(ちくま文庫)が、昨年10月以降計21週にわたり文庫部門の売り上げ1位を独占した。初版発行は昭和61年。知る人ぞ知るこの学術エッセーに、「もっと若い時に読んでいれば…」と記した帯をつけた途端、世代を問わず人気が沸騰。昨年1月からの1年余りで約30万部を増刷し、累計部数は46万部に達した。
資料の分類やメモの工夫など実用例も豊富に盛り込まれているが、目を引くのは「整理とは、いかにうまく忘れるかである」という心得。「インターネットの普及で情報量が格段に増え、すべてを消化するのは難しい。『うまく忘れる』という視点は、情報過多の現代にそのまま通用する」と担当編集者は話す。
マインドマップ
「思考の整理に役立つ」と、ここ1、2年、急速に広まっているのが、英国人、トニー・ブザン氏が考案した「マインドマップ」だ。頭の中をそのまま紙の上に再現するようなイメージでつけるノート術で、脳神経がつながるように放射状にメモを取っていくのが特徴。個条書きにするよりも単語同士の関連や重要度を把握しやすい上に、イラストや色を多用するため記憶に残りやすい。
国内唯一のブザン氏公認団体「ブザン・ワールドワイド・ジャパン」(東京)が今月開く一般向けの基礎講座(全8回)は募集から1週間たたずに定員が埋まる盛況ぶり。近く「検定」を立ち上げる予定という。


