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聟島に移送のアホウドリ、もうすぐ巣立ち
今年2月、噴火の心配のない新たな繁殖地を設けるため、伊豆諸島・鳥島から小笠原諸島・聟島(むこじま)まで約350キロをヘリコプターで引っ越ししたアホウドリのひな10羽すべてが、人工飼育ですくすくと成長し、巣立ちの時期を迎えようとしている。
引っ越しプロジェクトのリーダーを務める山階鳥類研究所の尾崎清明標識研究室長によると、ひなは黒いむくむくとした産毛が抜け、つるんとした若鳥の黒い羽に変わりつつある。
移送時の約4.5キロから6キロ超まで増え続けた体重も減少に。巣立ちが近づくとエサをあまり食べなくなる。蓄えた脂肪で翼を伸ばし“身軽”になって飛び立つ習性があるという。アホウドリは3〜5歳になって初めてふるさとに戻り、その後繁殖。生まれた鳥島でなく、育った聟島に帰って来れば、新繁殖地の形成の成功が見えてくる。


