ニュース: 生活 RSS feed
上野にパンダ、半数以上が「反対」 都庁などに抗議相次ぐ (2/2ページ)
このニュースのトピックス:動物園・水族館
愛苦しさで、これまでは日本人に人気のあったパンダだが、今回ばかりは政治に翻弄されているようだ。それでも、来園者やグッズ販売店の店員は、アイドルが戻る日を待望している。
パンダをかたどった菓子「パンダ焼き」を販売している「桜木亭」では、リンリンの死後も売れ行きが落ちていないという。店員は「みんなのアイドルだから、またパンダが来る日を信じている」。9日、家族連れで来園した横浜市の会社員、星野弘貴さん(34)は「あんなかわいい動物はいないが、チベット問題とかギョーザ事件で中国がしっかり対応しないから、歓迎されないんだと思う」と話していた。
◇
パンダの貸与を有識者はどうみているのか。
「国家の品格」の著書で知られる藤原正彦・お茶の水女子大教授は「日本が恩義を感じる必要はない。中国は外交の上手い国だから日本は用心しなければならない。リンリンの死んだタイミングが良すぎることが不可解だ」と話す。
上野動物園がある台東区出身で「東京動物園協会」評議委員を務めるエッセイスト、海老名香葉子さんも「動物園で一番の人気者がいなくなって寂しいと思っており、大賛成だったが、高いレンタル料を払ってまで借りる必要はないので」と疑問を投げかける。
一方、ムツゴロウの愛称で知られる作家、畑正憲さんは「値段の問題ではなく可愛いパンダが来るのだから目くじらを立てず、楽しめばいい。子供たちにとっても喜ばしいこと。友好の証として歴史に残ることも大切」と好意的だ。