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「ひなちゃんの日常」で日本漫画家協会賞を受賞漫画家、南ひろこさん(39)
「先ほど突然連絡を受けて、びっくりです。本当にまだ実感がなくて…」
色白の頬(ほお)を少し赤らめて、はにかみながら喜びを語った。
「ひなちゃんの日常」はパパ、ママと暮らす3歳の女の子が主人公。素直で優しいひなちゃんのかわいいキャラクターが人気を呼んでいる。
「ひなちゃんは、日なたのほっこりとしたイメージから発想しました。だから、読んで心が和むと言っていただけると、すごくうれしいです」
子供のころから絵を描くのが好きで、それを見た小学校の恩師に4コマ漫画を描くことを勧められた。20歳のころから仕事のかたわら漫画を描いていたが、二足のわらじを履くのが難しくなり、思い切って漫画一筋に。初の連載となった「なっちゃんはね!?」で注目された。
作品はいつも手描き。人間的な温かみが出るからという。「『ひなちゃんの日常』を描くときは、ひなちゃんのような純真な気持ちで机に向かっています。いわば“なりきり”作画法」
賞の選評でも、ほのぼのとした描写が高く評価された。
「私は本当に悪い人はいないんだって思っているんです」
連載は10年目となり、カラーで連日掲載中。
「月並みですけど、読者の皆さんに支えられてここまで来たという思いでいっぱいです。でも、プレッシャーで、夜中に目が覚めてしまうこともあります」
今年2月に、南作品のファンという会社員と結婚。うれしい出来事が続く。
「仕事も生活も長く続けていくことが大切ですよね。飽きられないような工夫をしながら、末永く読んでもらえるよう頑張ります」(深堀明彦)

