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ストップ!硫化水素自殺 11日にネットラジオで訴え (1/2ページ)
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全国で硫化水素自殺が相次ぐ中、自殺を試みた体験者の言葉こそが、絶望のふちに届くと信じて活動を続ける人たちがいる。インターネットがきっかけで「死の連鎖」が始まったとすれば、逆に「生の連鎖」もできるはずだと、自殺未遂経験者ら5人が11日、東京・新宿で「ストップ!硫化水素自殺」を叫び、インターネットラジオで全国に届ける。 (永岡栄治)
緊急イベントを開くのは新潟市在住の会社員で作家・詩人の月乃(つきの)光司さん(43)。アルコール依存症や摂食障害などから回復した人たちのパフォーマンス集団「こわれ者の祭典」を率いる。平成14年から各地でイベントを開き、賛同者を増やしてきた。練炭自殺が相次いだ18年には「練炭で死ぬ前に私たちを見てくれ」と訴えた。
いま硫化水素自殺が続発している現状を、月乃さんはこう見る。
「ネット上で『毒ガス発生』の張り紙までダウンロードでき、若者を中心にサブカルチャー的な流行になってしまっている。同じ方法を選ぶのは、どこかで人とつながりたいと思っているからではないか」
月乃さん自身、高校時代に自分の容姿が醜いという妄想にとらわれ、引きこもりとなった。20歳で上京したが、孤独感からアルコール依存症に。24歳で実家に帰った後も「おれの人生は終わった」が口癖となり、死ぬことばかりを考えていた。薬物の多量摂取やリストカットなど10回近く自殺未遂を繰り返した。
精神科の閉鎖病棟に3度入院、同じように苦しむ仲間に出会ったことが転機となった。「あのとき、死なないでよかった」と、10年以上たった今は、胸を張って言える。同時に、その思いを、自殺を考えている人たちに伝えたいという。