MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

「グループタウンウォッチング」代表、前田波留代さん 街歩き、点より面を楽しむ (1/2ページ)

2008.5.5 08:28
このニュースのトピックス癒やし・ペット

 東急東横線の代官山駅前に立つと、今回参加する30人余りのメンバーが次々に集まってくる。4月の街歩きは中目黒。有名な目黒川の桜を愛(め)でつつ、周辺の寺社や美術館などを散策する。カフェなどが集まる中目黒駅一帯では自由時間をとってお買い物。ここでしか買えないケーキを求めるメンバーも多かった。

 「ちょっと意外で面白かったのは目黒区総合庁舎(区役所)かしら。元千代田生命のビルで、日本を代表する建築家の一人、村野藤吾の作品なのよ。でも、そんなこと、ほとんど誰も知りませんよね」

 いわゆる名所ではなく、街全体を楽しむ。確かにこういう機会でもなければ、東京都内に暮らしていても、わざわざ中目黒界隈(かいわい)を歩くことはないだろう。

 現在の会員は約500人。参加日ごとに12の班に分かれ、都内を中心に年間10タウンを訪問する。グループ設立以来訪ねた街は4月で158タウン、街歩きの実施回数は延べ3400回に及ぶ。

                   ◇

 子育てが一段落した40代初め。テレビにはさまざまな街が映し出されているのに、“ナマ”で体験したことがない。そう気づいて文学・歴史散歩の会に入会した。しかし、「ゆかりの地」に建てられた石碑を見て歩くことに、食い足りなさを覚えたという。

 「点と点を見て歩くよりも、駅に降り立ったときに感じる街の印象をより深めるような、面としての街歩きがしたかった」

 大学時代の専攻は文化人類学。もともと人の暮らし、街のたたずまいに関心があったのだろう。

 平成4年、高級住宅地として知られる渋谷区松濤を舞台に、初めてタウンウオッチングを企画した。約30人の参加者からは「定期的に実施してほしい」という声が上がった。

 それから16年。「10年以上の会員が100人はいます。だいたい同じメンバーで歩くから、なじみができる。地域や年代を超えて仲良くなれる機会って、めったにないでしょ」

 会員のほとんどが女性。年代は30〜80代だが、中心は50〜60代。「若い人にも参加してほしいし、夫婦でいいから男性も参加してもらえると、もっと楽しいと思うのよね」

このニュースの写真

関連トピックス

PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。