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イッセイミヤケ3代目デザイナー、藤原大さんトークショー (1/2ページ)

2008.5.3 08:19
ISSEY MIYAKEの藤原大クリエイティブ・ディレクターが顧客と初のトークイベントを開催した =19日午後、東京・南青山のISSEY MIYAKE AOYAMAショップ(小松洋撮影)ISSEY MIYAKEの藤原大クリエイティブ・ディレクターが顧客と初のトークイベントを開催した =19日午後、東京・南青山のISSEY MIYAKE AOYAMAショップ(小松洋撮影)

 ■ものづくり熱く語る 「伝統と変化の橋渡し役」

 ものづくりにかける思いを、着る人にもっと知ってほしい−。日本の代表的なブランドの一つ、イッセイミヤケの3代目デザイナー、藤原大さんが、都内の店舗で一般客を招いたトークショーを開いた。デザイナーが売り場に出向き、直に買い物客と話すイベントは同ブランド創設以来初の試み。洋服を作る人、着る人双方に刺激的な催しとなったようだ。(小川真由美)

 藤原さんは10年前、コンピューターを使い、1本の糸から一体成型で生地を作り、ほとんど縫製なしに、はさみを入れただけで洋服ができるA−POC(エイポック)という手法を開発したことで知られる。生地に無駄がなく、しかも美しい。

 トークで藤原さんは、昨年夏に発表した独自のデニム素材を示した。A−POCの思想に基づき、1枚の布で服のパーツをすべてそろえたものだ。使用する生地の量を抑えるばかりでなく、縦糸と横糸を織って生地にする段階で、色や風合いなどのデザインも作り上げている。これまでデニムに古着のような風合いを出すには、軽石などを混ぜて複数回水洗い加工していたが、藤原さんの手法は従来の方法と比べて水の使用量を大幅に減らすことに成功。環境に負荷をかけない洋服づくりとして注目されている。

 「コレクションは常に飽きられないような新作を発表するのが宿命。でもこうした取り組みはワンシーズンで終わらせてはだめで、地道に続けるのが大事」と語る。

 近年、日本各地を訪ねて伝統的な素材を追究している。八丈島の黄八丈や岩手産のウールに着目し、最新技術を駆使して新しい服作りに取り組んだ。日本の伝統工芸と最新の服飾デザインの橋渡しを目指している。

 藤原さんは「A−POCは、変化の早いファッションと伝統的なものづくりの架け橋であり、またパソコンに入っているICのように、デザインを考えるツールでもある」と力説する。

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ISSEY MIYAKEの藤原大クリエイティブ・ディレクターが顧客と初のトークイベントを開催した =19日午後、東京・南青山のISSEY MIYAKE AOYAMAショップ(小松洋撮影)
会場で紹介されたのデニム「A−POC GALLXY シリーズ」。白っぽい部分は水洗い加工したものでなく、縫製の工程で織り上げたデザイン
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