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【クロ−ズアップ】どうなる コーヒー大戦争 高級100円のマック、カフェ系に宣戦 (2/3ページ)
≪内心は戦々恐々≫
高級100円コーヒーは、食事とのセットなら安いファストフード、コーヒーそのものを味わうなら高額のカフェ系という“すみ分け”の業界構造を破壊するインパクトを秘めている可能性がある。
これに対し、カフェ系は、表向き静観の構えだ。
国内最大手のドトールコーヒーは「もう少し長期的にみないと、100円コーヒーの影響はわからない」(広報部)とし、現時点では特別な対抗策は考えていないという。
スターバックスコーヒージャパンも「特に意識していない。コーヒー以外にくつろげる空間もちゃんと提供している」(広報担当者)と余裕をみせる。タリーズコーヒージャパンも「影響はない」(広報室)と楽観的だ。
ただ、マックの本家米国では、06年2月に高級コーヒーを先行発売。徐々に全米に広げ、カフェ系から客を奪い、ついには今年2月にスターバックスが対抗策として全米約7100店を一時閉鎖し、おいしい入れ方を再教育するための研修を開くという異例の事態に発展している。
日本でもコーヒー豆の高騰でカフェ系はスターバックスを皮切りに相次いで値上げを余儀なくされており、「コーヒーが高くなった」という消費者の声は強まっている。それだけに、カフェ系も内心ではマックの攻勢に対し、「味に遜色(そんしょく)がなくて1杯100円で提供できるのであれば脅威だ」(専門店チェーン幹部)と戦々恐々としている。
≪追随の動きも≫
ファストフードチェーンではマック独走を阻止しようと、同様にコーヒーをてこ入れする動きが出ている。「ミスタードーナツ」を展開するダスキンの西村晴夫取締役は「秋までに味を含めて何らかの対策を取る」と明かす。
外食産業に詳しい大和総研の清水文彦アナリストは「コーヒー専門店チェーンに影響が出てくるとしたらむしろこれからだ」と分析する。
業態の垣根を越えたファストフードとの全面戦争に発展すれば、カフェ系もうかうかとはしていられない。低価格のメニューを投入したり、一段の高級化で特徴の違いを鮮明にするなどの対抗策を迫られるのは必至だ。

