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デジタル技術で絵巻を複製 京都・北野天満宮
学問の神様、菅原道真を祭る北野天満宮(京都市上京区)に伝わる国宝「北野天神縁起絵巻(承久本)」がデジタル技術を駆使して複製され、1日、報道陣に披露された。一部が2日から31日まで天満宮宝物殿で一般公開される。
縁起絵巻は承久元(1219)年に作られたとされ、現存する縁起絵巻のうち最古。
道真の一生を描いた極彩色豊かな全9巻で、縦52センチ、長さ約8メートル40センチから約12メートル10センチ。信仰の根本縁起として位置づけられ、劣化を防ぐため通常は非公開にしている。
日本ヒューレット・パッカード社(東京)が3900万画素のデジタルカメラで原本を撮影し、色調などを調整した後、大判プリンターで和紙に印刷。
「東風(こち)吹かば−」で有名な「紅梅殿別離」や、「雷神と化して清涼殿の時平を襲う」など、色鮮やかに描かれたシーンを実物大に複製し、「平成記録本」として奉納した。
北野天満宮の橘重十九(たちばな・しげとく)宮司は「御神体に準じる宝物として本殿に祭る非公開の絵巻を、多くの人に紹介できるのは喜ばしい。天神信仰の原点を知ってもらえれば」と話している。

