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「iPS細胞」の山中教授、母校で特別講義

2008.4.30 21:24

 再生医療の切り札とされるiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製した京都大の山中伸弥教授が30日、かつて在籍した大阪市立大で学生ら約400人を前に特別講義を行った。話題の教授を一目見ようと、大教室では立ち見の学生も。山中教授は「競争は厳しいが、リスクを恐れることなくチャレンジ精神を持って」と学生らを激励した。

 山中教授は神戸大医学部を卒業後、大阪市立大大学院を修了。米国に留学後も市立大に戻り、薬理学教室で助手を務めた。今回は恩師の岩尾洋教授が医師を目指す3年生を対象に再生医学とiPS細胞の未来についての特別講義を依頼し、実現した。

 講義では、整形外科の臨床医から基礎医学研究に進んだ自分の経歴に触れながら、「迷うことはあるが、いざとなれば整形外科医で食べていけるかな」などと笑いを誘う場面も。今後のiPS細胞の臨床応用については「個々の患者の皮膚細胞を使った再生医療では時間がかかる」と指摘。移植用の細胞をあらかじめバンク化して活用する構想などを説明し、学生らは熱心に聞き入っていた。

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