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パンダの子育て、「アドベンチャーワールド」にヒント? (1/2ページ)
国内最多のパンダ6頭を飼育している和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」の梅梅(めいめい)は世界トップ級の計10頭を出産、双子をうまく育てるなど、その子育て法が注目されている。絶滅が危惧(きぐ)されているパンダの繁殖には謎が多い。餌を吟味して出産や子育てに集中できる環境づくりや、温暖な気候が飼育条件に適しているともみられ、中国での繁殖研究のヒントになりそうだ。
現在、中国に生息する野生のパンダは1600頭前後。1970年代の1000頭からは増えたが、依然として絶滅の危機にひんしている。中国・成都大熊猫繁殖基地などで繁殖を試みているが、パンダの発情期は年に2、3日しかなく、兆候は鳴き声のわずかな変化だけで人工繁殖も難しい。このため、中国は世界各国と協力して繁殖研究に取り組んでいる。
アドベンチャーワールドは平成6年から同繁殖基地と協力し、中国からパンダを借り受け、展示しながら飼育するかたちで自然繁殖の日中共同研究をスタート。同年8月に同繁殖基地で誕生した梅梅は12年に来日後、同年に国内では12年ぶりに赤ちゃんを産み、15年には日本初の双子を産んだ。一昨年12月にも愛浜(あいひん)と明浜(めいひん)の双子を出産するなど、夫の永明(えいめい)との間で計8頭を産んだ。中国分を含めると計10頭を出産し飼育下のパンダでは世界2位の多産を誇る。