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【模型王ガンプラ】普及への熱意と技術 「色付き」で手軽に (1/2ページ)
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子供のころにプラモデルを作っていた40歳、50歳のお父さんが「機動戦士ガンダム」のプラモデル、通称「ガンプラ」を買って箱を開けたとき、驚くことが2つある。接着剤が入っていない。そして最初から部品に色が着いている。
同じ1枚のランナーに取り付けられている段階で、部品が赤や青、黄といった「ガンダム」カラーになっている。部品を切り取り、パチパチとはめ合わせていくだけで、アニメーションに出てくる「ガンダム」を色も含めて再現できる。「いろプラ」と呼ばれる技術だ。
「塗る手間を省いて、子供たちにも楽しんでもらえるようにしたかった」。80年の「ガンプラ」発売当初から、開発に携わっていた松本悟・バンダイチャンネル社長が、「いろプラ」に取り組んだ当時を振り返る。
「雑誌を見ていたら、文字が書かれた電卓のキーを白と黒の樹脂を使って一体成形する機械が出ていたんです」。塗料の有機溶剤も問題になっていた。最初から色が着いていれば塗料は必要なくなる。プラモデル作りに使えないかと考えた。
ドイツ製の多色成形機で、3000万円から4000万円はしたそうだが、「ガンプラ」の工場では82年にこれを購入。色の異なる樹脂が中で混じり合うことなく固まるよう、金型の研究も積み重ね、塗料いらずの「ガンプラ」を作り出した。
四半世紀の稼働(かどう)を終えた旧工場から「ガンプラ」の生産を引き継いだのが、06年3月に静岡市葵区の静岡鉄道長沼駅前に誕生した「バンダイホビーセンター」。現在、4色を同時に射出成形できる機械が17台並び、1日7万枚のランナーを全自動で作り出している。
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