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【模型王ガンプラ】普及への熱意と技術 「色付き」で手軽に (1/2ページ)

2008.4.23 08:39
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「ホワイトベース」に似た色に塗られた多色成形機が並び、1日7万枚のランナーを製造。手前の自動搬送機も「ザク」の色に塗られている。ガンプラ尽くしの工場=静岡市のバンダイホビーセンター「ホワイトベース」に似た色に塗られた多色成形機が並び、1日7万枚のランナーを製造。手前の自動搬送機も「ザク」の色に塗られている。ガンプラ尽くしの工場=静岡市のバンダイホビーセンター

 子供のころにプラモデルを作っていた40歳、50歳のお父さんが「機動戦士ガンダム」のプラモデル、通称「ガンプラ」を買って箱を開けたとき、驚くことが2つある。接着剤が入っていない。そして最初から部品に色が着いている。

 同じ1枚のランナーに取り付けられている段階で、部品が赤や青、黄といった「ガンダム」カラーになっている。部品を切り取り、パチパチとはめ合わせていくだけで、アニメーションに出てくる「ガンダム」を色も含めて再現できる。「いろプラ」と呼ばれる技術だ。

 「塗る手間を省いて、子供たちにも楽しんでもらえるようにしたかった」。80年の「ガンプラ」発売当初から、開発に携わっていた松本悟・バンダイチャンネル社長が、「いろプラ」に取り組んだ当時を振り返る。

 「雑誌を見ていたら、文字が書かれた電卓のキーを白と黒の樹脂を使って一体成形する機械が出ていたんです」。塗料の有機溶剤も問題になっていた。最初から色が着いていれば塗料は必要なくなる。プラモデル作りに使えないかと考えた。

 ドイツ製の多色成形機で、3000万円から4000万円はしたそうだが、「ガンプラ」の工場では82年にこれを購入。色の異なる樹脂が中で混じり合うことなく固まるよう、金型の研究も積み重ね、塗料いらずの「ガンプラ」を作り出した。

 四半世紀の稼働(かどう)を終えた旧工場から「ガンプラ」の生産を引き継いだのが、06年3月に静岡市葵区の静岡鉄道長沼駅前に誕生した「バンダイホビーセンター」。現在、4色を同時に射出成形できる機械が17台並び、1日7万枚のランナーを全自動で作り出している。

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「ホワイトベース」に似た色に塗られた多色成形機が並び、1日7万枚のランナーを製造。手前の自動搬送機も「ザク」の色に塗られている。ガンプラ尽くしの工場=静岡市のバンダイホビーセンター

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