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【外信コラム】マーライオンの目 東南アジアの星
このニュースのトピックス:アジア・オセアニア
最近、シンガポールが変だ。2月末に拘置中のテロ組織幹部の脱走を許し、国家のメンツを懸けた捜索を続けているのに行方は分からないまま。この男は、飛行機をハイジャックしシンガポール国際空港に突入する計画を立てたとされる最も危険な人物だった。国際会議が開かれるたびに万全の警備態勢を敷き、「東南アジアの奇跡」とさえ呼ばれた名声に傷がついた。
3月には、むち打ち刑5回の判決を受けた高利貸に、執行人が間違えて8回のむちを入れていたことが判明。この男性は2億3000万円相当の支払いを政府に求める裁判を起こした。同様のケースは1991年にもあり、その際は24回のむち打ち刑のところを48回もむち打たれたというから、今回はその比ではないがミスはミスである。
地元紙によると、そんな失態続きのシンガポールに、レストランの格付けで有名な「ミシュランガイド」が上陸する。昨年、東京のレストランを審査した東京版が発行されたが、シンガポール版の発行計画もあるらしい。シンガポールも、値は張るものの洗練された各国料理が味わえる美食の街として知られる。さて、どれだけの星付きレストランが誕生するだろうか。これまでお金を散々つぎ込んできた立場から言えば、食だけは“看板倒れ”に終わってもらいたくないものである。(藤本欣也)