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【ヒマラヤの風 三浦雄一郎75歳の挑戦】たくましきシェルパ
このニュースのトピックス:地球の頂点へ 三浦雄一郎、75歳の挑戦
登山者らの荷物を背負って「エベレスト街道」を行き交うのはシェルパ族のポーターやゾッキョ、ヤクなどの牛たち。ポーターは円錐(えんすい)形の竹かごや木の背負子(しょいこ)に荷を載せ、前屈みになって運んでいく。腰掛けにもなる木のつえを手に、標高3440メートルに広がるクーンブ地方の交易の拠点、ナムチェ・バザールの坂道を軽々と登る。
30キロの荷物を1日かついで500ルピー(約750円)。2倍、3倍と重くすれば日当も上がる。120キロの木材を担ぐポーターもいた。10代前半から中年まで年齢層は幅広い。ラジオを聴きながら、あるいは仲間と歌いながら。シェルパ族はみんな明るく、たくましい。
大きなダッフルバッグを預け、到着したロッジで受け取る。私の力では床を引きずるのもやっと。「重くてごめんね」と話しかけると、はにかんだ笑顔が返ってきた。(文・木村さやか)

