MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

日航機ニアミス事故判決で動揺広がる (2/2ページ)

2008.4.19 12:27
このニュースのトピックス航空・マイレージ

 管制をめぐるトラブルが後を絶たないのも事実だ。管制官からパイロットへの指示は無線による声だけで伝えることが原則で、聞き間違いも多い。関空では昨年10月、エア・カナダ機が管制との交信ミスで滑走路に誤進入、今年2月には新千歳空港で管制官との交信を「許可を得た」と聞き間違えた日航機が離陸しようとするなどトラブルが相次ぎ、国交省は新たなマニュアルづくりなどの対策を急いでいる。

 ▽曇る真実

 パイロット側からも判決には違和感を覚えるとの声が聞かれる。関空への離着陸経験がある元機長=大阪府泉佐野市=は「判決は国際的な流れとは異なる。さまざまな要因が絡む航空事故で個人の責任を認定する日本独特の形」と話す。

 米国では運輸安全委員会(NTSB)の調査が連邦捜査局(FBI)の捜査に優先すると定められるなど、国際的には責任追及より事故の再発防止を優先する考えが主流だ。過度な責任追及は原因究明の支障となる恐れがあるからで、「再発防止に生かすべき事故調査で、(真実が有罪となると)誰も本当のことを言わなくなってしまう」(元機長)と話す。

 ある現役機長も「誰かを罰して終わりにする判決だとすれば、事故の教訓は将来に何も生きないのではないか」と指摘している。

PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。