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【探訪】星空に架ける光の橋 静岡県島田市・蓬莱橋

2008.4.13 07:45
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LEDソーラーライトの光が幻想的な雰囲気をかもし出す蓬莱橋は多くの観光客を魅了する。夜間、橋の上に立つと不思議な浮遊感を感じる=静岡県島田市LEDソーラーライトの光が幻想的な雰囲気をかもし出す蓬莱橋は多くの観光客を魅了する。夜間、橋の上に立つと不思議な浮遊感を感じる=静岡県島田市

 満天の星が降り注ぐ夜の大井川に、一直線に伸びる光の橋が架かっていた。静岡県島田市の「蓬莱橋(ほうらいばし)」は平成9年、ギネスブックに「世界一長い木造歩道橋」として認定された。

 市街地と茶畑の広がる牧之原台地を結ぶ橋は幅2・7メートル、長さは897・4メートル。川面に映える緑の光の帯を演出しているのは、橋に設置された720個ものLEDソーラーライトだ。

 「蓬莱橋」は昨年7月に猛威を振るった台風4号で、約70メートルに渡って橋脚を流失するなど大きな被害を受けたが、3月25日に全面開通。再び歩行者と自転車の通行が可能になった。

 島田市は江戸時代、東海道島田宿の宿場町として栄えた。しかし、江戸防衛を理由に大井川は架橋・渡船が禁止され、人足による川越えが行われた。「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」である。

 明治に入ると、牧之原側で茶の栽培が開始されて対岸との交易が盛んになり、明治12年、農民らの出資により蓬莱橋が造られた。大雨や台風などで何度も流されたが、その都度復活し、地域の貴重な通勤、通学路として愛された。平成6年、島田大橋の開通により利用者は減ったが、今でも多くの観光客を集める重要な観光資源だ。

 茶農家の70代の女性もかつて通勤に蓬莱橋を渡っていた1人。「自宅が島田側なので、昔は蓬莱橋まで自転車で来て、そこからお弁当を入れた茶かごを背負って歩いたもの。子供を背負って渡った時期もありました」と懐かしむ。

 ♪夏も近づく八十八夜…。周辺ではまもなく茶摘みの季節を迎える。(写真報道局 山田俊介)

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LEDソーラーライトの光が幻想的な雰囲気をかもし出す蓬莱橋は多くの観光客を魅了する。夜間、橋の上に立つと不思議な浮遊感を感じる=静岡県島田市
蓬莱橋から望む夕焼けは絶景。晴天時には富士山が姿を現すこともある

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