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「平和の使者」が還暦に 天王寺動物園のゾウ・春子
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戦後の天王寺動物園(大阪市天王寺区)に「平和の使者」としてやって来たアジアゾウの「春子」は、ことしで還暦を迎える。一つの動物園の飼育年数では全国一で人間の年齢では約90歳に相当するという。
神戸市立動物園で10日、国内最高齢の65歳だったアジアゾウ「諏訪子」が死んだばかり。天王寺動物園は13日、一層の長寿を願い、好物のバナナやリンゴが入った特製ケーキをプレゼントする。
戦時中、天王寺動物園では、空襲時に逃げ出さないようライオン、トラなどの猛獣が殺処分に。ゾウは質の悪い餌を食べて死んだ。
「ゾウを見たい」という子供たちの願いに応じて春子は昭和25年4月、タイから来園。直後の一日の来園者数6万人は今も不倒記録だ。宮下実園長(58)は「平和の使者は戦後のすべてを見てきた。もっと長生きしてほしい」と話している。

