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西園寺公経の邸宅跡か 京大で石敷き遺構見つかる
このニュースのトピックス:歴史・考古学
鎌倉時代の有力貴族で、北山山荘(のちの金閣寺)を造営した西園寺公経(きんつね)=1171〜1244年=の別邸跡の一部とみられる石敷き遺構が、京都市左京区の京大吉田キャンパスで見つかり、10日、京大文化財総合研究センターが発表した。
石敷き遺構は、京大西部講堂(左京区吉田泉殿町)そばの施設建設予定地から出土し、長さ約8メートル、幅約1.4メートル。こぶし大の河原石などが使われていた。建物を豪華に見せるために周囲を囲んだ石敷きの一部とみられ、一緒に出土した土器から13世紀に造られた施設とわかった。
藤原定家の日記「明月記」には、公経が嘉禄3(1227)年に造営した別邸の名称は「吉田泉殿」と記述され、遺構が見つかった地名と一致したことなどから、同センターは公経の別邸跡の可能性が高いとしている。
公経の本邸については現在の同志社大学(京都市上京区)近くにあったとされているが、この遺構は確認されていない。
鋤柄(すきがら)俊夫・同志社大准教授(考古学)は「公経は、藤原道長や足利義満のような権力者。見つかった遺構は見事で、庭園などを配した邸宅があったと考えられる」と話している。
現地説明会は11日午後0時半と午後1時半から。

