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火葬場不足時代に「火葬船」構想 自治体の同意と資金投入が不可欠 (1/2ページ)

2008.4.7 20:47
このニュースのトピックス団塊の世代
葬斎・火葬船のイメージ。参列者の車利用を考えて3000トン級のフェリーを想定している葬斎・火葬船のイメージ。参列者の車利用を考えて3000トン級のフェリーを想定している

 船で火葬と葬儀を行う「葬斎・火葬船」構想を日本財団がまとめ、7日に報告書を発表した。平均寿命を迎える団塊世代の人数がピークとなる将来、自治体の火葬場不足が深刻化することに着目。土地の確保や住民との調整を回避できる利点がある。公共火葬場の設置建設を行う地方自治体の資金投入が不可欠だが、財団では「技術的には可能」として、実現に期待を寄せている。

 厚生労働省によると、平成18年の年間死亡者数は108万4450人と40年前の約2倍に増加。一方、全国の火葬場数は、調査開始の昭和27年の2万6089カ所をピークに、増減を繰り返しながら揺るやかに減少し、平成2年以降は一貫して減少を続けている。直近の18年度調査では、4899カ所まで落ち込んだ。

 特に東京都や福岡市、横浜市では、需要が処理能力を超えている状態が続き、死亡から火葬まで数日間待たされるケースが続出している。減少傾向について厚労省は「火葬場の集約・広域化が進んでいるからではないか」としている。

 報告書は、日本環境斎苑協会や国交省OBなどで構成される「葬斎・火葬船構想調査委員会」が約2年の調査を経てまとめた。それによると、年間死亡者は、団塊世代が平均寿命を迎える平成48年にピークを迎えて176万人に達し、火葬場の需要は現在の約1.5倍となる。

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葬斎・火葬船のイメージ。参列者の車利用を考えて3000トン級のフェリーを想定している
葬斎・火葬船のイメージ。参列者の車利用を考えて3000トン級のフェリーを想定している

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