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「うつの家族の会・ハートビート」主宰・砂田くにえさん 前向きな気持ちの大切さ (1/2ページ)
このニュースのトピックス:メンタルヘルス
「患者の周囲にはその数倍もの家族がいて、日々闘っている」−。そんな思いから、鬱病(うつびょう)患者を支える家族が集う「うつの家族の会・ハートビート」(横浜市)を平成18年に設立。月に1回のペースで会合を開き、悩みを共有する家族たちの交流と情報交換の手助けをしている。
専門家を招いて鬱治療の基礎知識を学んだり、患者への接し方やストレスへの対処法を議論したりする。参加者には鬱病の夫と暮らす妻も多い。夫の症状が回復しないまま退職という事態になれば、住宅ローンの返済や子供の教育費の支払いといった経済的な問題に直面するため、ファイナンシャルプランナーを招いたマネー講座も開催し、解決の糸口を提供することもある。
「悩みを打ち明ける場所もなく、ひたすら我慢し続けている人は少なくない。どんなに話しにくいことでも安心して話せるようにリードできる力をつけたいですね」
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十数年前に父が病死すると、看病していた自分を責め、それから7年間ほど鬱症状に苦しんだ。回復に向かいつつあったころ、夫の勤める広告会社が倒産。残務処理の疲労がたたって、今度は夫が鬱病で自宅療養を余儀なくされた。
病気のつらさは身にしみて分かっているはず。それでも、一日中寝ている夫の姿を見るとイライラして、厳しい口調で注意してしまったり、反対に母親のように過保護、過干渉になってしまったり…。家族としての対応の難しさを実感する日々だった。
「鬱を経験した自分でさえ、どう接したらいいのか、分からないことばかり。ハートビートに足を運んでくれた人のほとんどが『こんな集まりを探していた』と言ってくれます」


