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「船場吉兆」余波、大阪の老舗お茶屋廃業 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:食の偽装
また、芸妓の高齢化や後継者不足は深刻で、かつて約150人いた伊東の芸妓は現在10人ほどに激減していた。
10代目女将、井澤登喜子さん(64)は、「時代の流れで経営は厳しくなっていましたから、いつかは店を閉めようと考えていましたが、今回の件で廃業が少し早まりました。老舗を私の代で終わらせてしまうのはしのびないですが、仕方ありません」と話す。
伊東で、50年間勤めてきた女将代理の東根夏美さん(66)は、店の廃業整理が終わった後は故郷の淡路島に帰るという。「半世紀の間には、高度成長期からバブル時代、そして金融不況…それぞれの時代のいいときも悪いときもお茶屋と一緒でした。すてきな夢を見させてもらいましたね」と懐かしむ。
大阪にはかつて、北新地、南地、新町、堀江の4つの大きな花街が存在した。最盛期の昭和10年代、北新地にはお茶屋が約160軒、芸妓が約500人、南地にそれぞれ約500軒、約2000人と繁栄を誇っていた。伊東の廃業で市内のお茶屋は、南地にある「たに川」と西天満の「鶴太良」(つるたろう)の2軒を残すだけとなる。

