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「船場吉兆」余波、大阪の老舗お茶屋廃業 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:食の偽装
150年以上の歴史を誇り、政財界の社交場として知られた老舗お茶屋「伊東」(大阪市北区西天満)が、今月末でその幕を閉じる。お茶屋遊びが時代にそぐわなくなったことに加え、芸妓(げいぎ)を多く派遣していた高級料亭・船場吉兆(同市中央区)の食品偽装表示問題が大きく響いた形だ。伊東の廃業で大阪市内に残るお茶屋は2軒だけとなる。
伊東は江戸後期の創業。かつては北新地の中心地に店を構え、故佐藤栄作元首相や、阪急グループの創始者である故小林一三翁らがひいきとした政財界のサロンだった。昭和56年に現在の西天満に店を移転した。
伊東が船場吉兆本店のお座敷に芸妓を派遣し始めたのは十数年前で、最近では派遣の大半を同本店が占めるようになっていた。しかし、昨年11月、同本店が食品偽装表示問題で大阪府警の家宅捜索を受け、営業を休止。今年1月に営業が再開されたが、お座敷の数は以前の3分の1ほどに落ち込んだ。バブル経済崩壊後から厳しい経営が続く中、かつて栄えた大阪のお茶屋文化を守り続けてきたが、船場吉兆の問題が追い打ちをかける形になった。

