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【停車場ストーリー】東武伊勢崎線・浅草駅 レトロな駅ビルにあるホーム 漂う昭和の匂い 日光、鬼怒川への起点 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:停車場ストーリー
浅草駅は、東京から日光や鬼怒川温泉といった人気観光スポットに向かう列車の起点駅だ。駅ビルの正面に「東武電車」とある看板がひときわ目を引く。周りには靴やげたの履物問屋が軒を連ね、東京メトロ銀座線への通路沿いにはレトロな雰囲気が漂う地下街が広がる。しばらく散歩していると昭和の時代にタイムスリップした気分になれる。
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昭和6(1931)年に完成した駅ビルは当時としては国内でも最大規模のターミナルビルだった。その中にすっぽりと収まるようにプラットホーム全体が入った。以来、「駅は街の顔であり続けてきた。いつの時代もそれは変わらない」と駅長の矢代利夫さん(59)はしみじみと語る。
ホームがある2階以外には同年、老舗の百貨店「浅草松屋」が出店。東武鉄道の初代社長が同店の取締役を兼任していた縁といわれる。西洋風で古典的だった駅ビルには、日本初の屋上遊園地ができた。「屋上の両端を往復する空中ゴンドラが大人気だった」(矢代さん)
開業当時の面影は駅の正面入り口からホームまで一直線に続く50段の急な階段や、今は使われなくなったビル屋上の煙突などにわずかに見て取れる。駅の外観は改装されているが、建物の基本的なレイアウトは建設当時と変わっていない。
駅ビルに列車が入ってくる直前のレールはほぼ直角のきついカーブを描き、車輪がレールをこする音が辺り一帯に響く。到着すると、ホームとの間に落ちないよう駅員が渡り板を敷く。今も昔もおなじみの風景だ。





