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【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 犬も家畜?

2008.3.29 02:21

 ソウルには犬肉料理の店が結構ある。堂々と看板を掲げているから手軽にいただける。決して秘密めいた食べ物ではない。しかし犬肉がスーパーやお肉屋さんで食肉として売られているわけではない。犬肉を購入するにはそれなりのルートがある。したがって家庭で料理して食べる人は少ない。

 こうした事情は、韓国でも犬肉が“食肉”としては法律的に認められていないことからきている。韓国の「畜産物加工処理法」では犬は食用可能な家畜には含まれていないため、その“畜殺”や処理、加工などは検査の対象外になっている。その結果、犬肉は流通、販売などでも食肉としての法律の適用を受けていない。いわば治外法権的な存在で、処理の仕方や衛生面など大いに問題ありというわけだ。

 しかし犬肉料理のファンは多く、ソウル市内だけでも約600軒の店がある。そこでソウル市は衛生管理の観点から「法律上、家畜つまり食肉に含めてチェックを厳しくすべきだ」と法改正を言い出したのだが、これには動物保護団体や愛犬家などが猛反対し、市役所前でデモを始めた。「犬を家畜として食肉化を認めるのは、けしからん」というわけだ。「犬肉料理は伝統文化」とする賛成派との間で論争が再燃している。(黒田勝弘)

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