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人は歴史、服は武器 「衣裳術」を出版 スタイリスト・北村道子さん (1/3ページ)

2008.3.28 08:11
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スタイリストの北村道子さん(瀧誠四郎撮影)スタイリストの北村道子さん(瀧誠四郎撮影)

 ■生活習慣や宗教…凝縮される民族衣装

 「服は武器。人生そのもの」。20作以上の日本映画で衣装を担当してきた日本を代表するスタイリスト、北村道子さん(59)が、その半生とともに衣装に対する独自の発想をまとめた『衣裳術』(リトルモア)を出版した。衣装や映画の考察から社会への痛烈なメッセージまで、読む者を引きつけてやまない刺激的な内容だ。(小川真由美)

 北村さんは高校卒業後、約3年かけてアメリカ大陸を縦横に旅した。ベネズエラ、グアテマラなどの山岳民族に出会い、その土地の慣習に従って旅を続けるうち、人間にとって衣装が道具であることに気づいたという。

 「人間は裸で生まれてきたのに、なぜ布を織り、まとうのか。民族衣装を着ている人は貧しくても、スローで穏やかで、そして美しい。そこには今の生活習慣から宗教、何千年の民族の歴史などすべてが凝縮されている。世界中を旅して気づいたのは、人は皆、それぞれ自分が歴史だということ。だから一生が学問だし、人間が一番面白い」

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スタイリストの北村道子さん(瀧誠四郎撮影)
『衣装術』の表紙は映画「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」の伊勢谷友介

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