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“死後の演出”のこだわり

2008.3.21 18:57
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 お彼岸。亡き親戚(しんせき)や友人に手を合わせた人も多いでしょう。お墓といえば、石を積み重ねた縦長の「三段型」、横長の石に文字を刻んだ「洋型」をイメージしますが、最近では個性豊かな「デザイン墓」を選ぶ人が増えているそうです。

 たばこの箱を模した愛煙家の墓石や、実際に対局もできる碁盤型の墓石、故人が座っていたソファを再現した墓石…。どれも実在するお墓です。業界団体「全国優良石材店の会」が毎年開催する、デザイン墓の写真コンテストには、実に斬新な“作品”が寄せられます。刻まれる模様も、動物の絵や故人の詩などさまざまで、プロにデザインを依頼する方もいるとか。

 「お墓はこの形でなければ、と法律があるわけではないですから」と同会の山崎正子事務局長。亡くなる方の約3%がお墓を建てる計算だそうですが、最近では住宅ローンを完済し生前にお墓を購入する団塊の世代が目立つそうです。「お墓は故人と対話する場と考える方が増えました。“死後の演出”へのこだわりが強まっているんですね」

 トレンドというより、死後も故人とのつながりを大切にしたいという死生観の変化を感じます。義務的になりがちな自分のお墓参りを振り返り、居住まいをただされる思いです。(滝)

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