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【記者ブログ】初講座(2) 池田証志 (1/2ページ)

2008.3.19 01:54

 クライシス・マネジメント・ワークショップでは、講演の後に、小グループに分かれたディスカッションが行われました。

 お題は、

 食品会社が商品に異物が混入した可能性があることが分かり、謝罪広告を出した。その翌日に、「娘が商品を食べて死亡した」と被害を訴えてきた消費者がいたが、うまく対応できず、マスコミに駆け込まれてしまった。取材依頼の電話が入ったが、どのように対応するか?

 というものでした。もちろん、実際には、もっと具体的な設定がなされています。検討課題は、取材を受けるかどうか、記者会見を開くなどの今後の対応をどうするか、などです。

 4、5人ずつからなるチームの中で、かなり真剣な議論が交わされていました。

 すべての議論を聞いたわけではないのですが、私が心を打たれたのは、「人命がかかっているのだから、一刻も早く記者会見を開き、第2の被害者を出さないようにすべきだ」という意見と、「謝罪広告で異物混入を認めてしまった以上、新聞記者はまず翌日の新聞に書くと考えるべきだ」という意見です。

 前者ではワークショップでここまで本質的な意見が言えること、後者では記者の考えることを冷静に捉えていること、に感心させられました。

 各チームの発表内容は様々でしたが、質疑応答などもあり、なかなかできない経験をされたのではないでしょうか。

 私がお話させていただいたのは、「取材を受けようが受けまいが、記事は翌日必ず出る」ということでした。消費者が見聞きしたことに信憑性があれば、それだけで書く場合もありますし、記者は死亡事故が起こった所轄警察署に取材をかけるでしょうから、「○○署は、問題の食品が死因になった可能性があるみて調べている」という書き方もできるはずです。

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