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【記者ブログ】初講座(1) 池田証志 (2/2ページ)
産経新聞社に入社後まもなく、記者として採用された新人は全国の支局に散らばり、記者修行を始めます。たいていは、警察を担当します。しばらくして、同期記者の間で言い合いがあったと聞きました。そのお題は、
「有能な政治家の汚職のネタを見つけたら記事にするか」
でした。
ある同期記者は、「日本の将来のために書かない」と言い、もう一方は「知ってしまった以上、書かなければならない」と言いました。
この時点で、それぞれの記者の将来は決まっています。前者は政治部や経済部など大所高所からモノをみて原稿を書く部署に行くでしょう。後者なら社会部です。もっとも、「そういうネタを見つけてから悩め!」が正解だと思いますが・・・。
極端な言い方をすると、社会部記者にとっては、不正や不条理が見つかり、それを世間に知らせた結果、有能な人物の政治生命が絶たれようと、日本の業界トップの企業が潰れようと、日本が世界に恥をさらそうと、「知ったこっちゃない」というのが本分です(本音ではありません)。我々に叩かれても、力があれば立ち直るし、時代が必要としていなければ潰れます。また、より良い社会になるために必要な過程なのだと信じています。だから、社会部記者は無邪気に「正義」を追い求めなければならないわけです。そのために作られた仕組みが、「スクープ」(特ダネ)なのでしょう。
<2008/03/17 01:02>
▼「池田証志」の記者ブログ<東京社会部遊軍〜編集局の「なんでも屋」のブログ>http://ikedaa.iza.ne.jp/blog/