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「青い目の人形」に“市民権” 愛媛・西予市

2008.3.17 22:35
約80年ぶりに日本の“市民権”を得ることになった「青い目の人形」約80年ぶりに日本の“市民権”を得ることになった「青い目の人形」

 愛媛県西予市の市立狩江、俵津両小学校に保管されている「青い目の人形」3体が住民登録されることになり、18日、市役所の窓口で人形それぞれに特別住民票が交付される。日米友好の証として米国から日本に渡ってきた人形。昭和という激動の時代を経て約80年ぶりに“市民権”を得ることになった。

 人形が米国から日本に贈られた背景は、大正時代に米国への移民が急増したこと。親日家のギューリック博士が、全米で子供たちの手作りの人形を集め、日本の小学校に“親善大使”として贈る草の根運動を始めたのがきっかけとなった。

 昭和2年、米国から1万2000体余りの人形が日本に届けられ、全国の幼稚園や小学校に贈られた。返礼として同年のクリスマスに日本から58体の日本人形が横浜から海路、全米各州に届けられて大きく歓迎された。日米でやりとりした人形には名前が付けられ、当時はパスポートも所持していたという。

 しかし、第二次世界大戦で互いに敵視国となり、青い目の人形たちの大部分は焼かれたり捨てられたりして、愛媛県内では5体しか残っていなかった。

 このうち3体が西予市の2小学校で大切に保管されてきた。名前は「ピッティ」「ノーマ」「フランセッタ」。18日、市役所を訪れる両校児童らの申請に基づき、3体の人形に特別住民票が交付される。

 西予市では7月、青い目の人形を題材に地元の子供たちも出演する市民ミュージカル「青い瞳を忘れない」が上演されることになっており、このミュージカルの実行委が住民登録を提案した。人形を米国へ里帰りさせる計画も進めている。

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約80年ぶりに日本の“市民権”を得ることになった「青い目の人形」
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