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事件捜査で携帯電話が大活躍! 昨年は2万台超を解析 (1/2ページ)
昨年、国内の総契約件数が1億の大台を超えた携帯電話。「1人1台」の時代が近づき、事件捜査の世界でも、その重要性は日増しに高まっている。昨年1年間に全国の警察が事件捜査のためデータ解析をした携帯電話は2万台超。通話記録はもちろん、110番通報や事件関係者の携帯の位置情報など、携帯が持つ膨大な情報は、今や捜査に欠かせないアイテムになった。(豊吉広英、山口圭介)
「警察110番です。事件ですか事故ですか」
宮城県警3階の通信指令室。携帯電話から110番通報が入ると、オペレーターの端末に通報者の位置の経度緯度が表示され、同時に正面の巨大スクリーンが場所周辺の地図に切り替わった。通報者の場所を表す円の大きさは、誤差の範囲を示している。通報から表示までは、わずか数秒だ。
携帯電話による110番通報の「位置情報通知システム」は昨年4月、北海道、神奈川、愛知、大阪、奈良の5道府県警と警視庁で運用が始まった。今年2月には宮城県警で運用が開始され、さらに4月までに新たに16府県警で同システムが稼働する。対象は日本では現在約8割の携帯電話利用者が持っている「第3世代」と呼ばれる通信速度の速い携帯だ。
警察庁によると、全国で携帯やPHSを利用した110番通報は昨年、全体の62%にのぼり、10年前の約3倍となった。携帯電話は固定電話と違ってどこからでもかけられるが、従来、場所が分かりにくいデメリットがあった。しかし、同システムの登場により、衛星利用測位システム(GPS)搭載の第3世代携帯なら、屋外から通報した場合、数メートルの誤差で位置が判明する。