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【大阪 食の誘惑】インフィクス 環境つくる食空間デザイン (1/2ページ)
住宅も店舗も建物の用途や構造だけでなく空間の質が問われる時代、空間を設計するデザイナーの役割が以前にも増して大きくなっている。間宮吉彦さん(49)は平成元年にインフィクスを設立。地元大阪で飲食店をはじめ数多くの住宅や商業施設を手がけ、高い評価を得ているデザイナーのひとりだ。
間宮さんは「私たちの生活は、空間を移動しながら経験することの積み重ね。どこでどのように過ごすか、その過ごす時間を“かたち”にしていくのが空間デザイン。空間の過ごし方が提案できる装置を組み合わせることで、デザインは意匠としてだけでなく、ある種の環境をつくり出すことができる」と話す。
その例がミナミの南船場や堀江。最近、若者を中心に多くの人が集まる街へと変化しているが、その雰囲気(環境)づくりに一役買っているのが、間宮さんがデザインしたカフェ・レストラン、ブティック、美容室などの店舗だ。
間宮さん自身、「要するに空間をデザインしている」と特に肩書にはこだわらない。最近は、店舗デザインから、マンションや商業ビル全体、そして地域開発へと、その仕事の領域を広げている。また、日本のみならず海外でも複数のプロジェクトを手がけるなど、その仕事の内容は、従来のインテリアデザイナーの領域にとどまらない。
現在、東京や上海に事務所を設けているが、拠点は今でも大阪に置いている。その理由を「東京からみれば大阪はいち地方だが、東京では大阪出身が個性となる。大阪で培った“個性”が競争力となる」と間宮さんは言う。
たとえば「大阪でかかわった飲食店のオーナーは、新しい店でどんな料理を出したいとか、店をどのようにしたいという意思が明確な人が多い」といい、「そういう個性的な人と一緒に仕事をすることで自らの個性も磨かれていった」と話す。
また、間宮さんはデザイナーの視点から飲食店の魅力を次のように話している。

