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【鉄道ファン必見】さよなら三木鉄道… ユニーク駅舎やかわいいディーゼルカーも今月で見納め (1/2ページ)

2008.3.8 12:46
このニュースのトピックスウイークエンド「MSN産経ニュース」
広々とした田園の中をのびのび走る。夏は緑、秋は黄金色のじゅうたんが敷きつめられる(下石野−石野間)=3月4日午前12時、兵庫県三木市別所町石野広々とした田園の中をのびのび走る。夏は緑、秋は黄金色のじゅうたんが敷きつめられる(下石野−石野間)=3月4日午前12時、兵庫県三木市別所町石野

 91年間にわたって親しまれてきた兵庫県三木市の第三セクター・三木鉄道(厄神−三木間、6・6キロ)が今月末、姿を消す。大正12年に開業、戦時中の国鉄による買収、国鉄民営化前の三セク化と時代の波に翻弄されながらもしぶとく生き残ってきたが、自動車の普及という社会構造全体の変化についてゆけず、ついに役目を終える鉄道の沿線をカメラを片手に歩いてみると…

 三木鉄道の魅力の一つは駅舎のユニークさにあった。プラットフォームと雨よけ屋根だけの小さな新設駅も複数あるが、古くからの駅舎には個性が漂っていて楽しい。

 JR加古川線の乗り換え駅で始発の厄神(やくじん)駅の隣の国包(くにかね)駅は、かなりレトロ。コンクリート打ちっ放しで、建物も窓も角が曲線になった優しい形。“モダン建築”風の雰囲気が漂う。

 約2・5キロ離れた3つ先の石野駅は、小さな集落の中にあり、木造平屋にスレート屋根の和風建築。窓には木の格子もはまっていて、町家風とも見える。さらに2つ先の別所駅もよく似た造りだが、目の前に小さな祠が鎮座していておもしろい。終着の三木駅は屋根瓦も重々しい純和風で、他の駅と比べて規模も大きく、立派な姿だ。

 そんな駅に、小さなディーゼルカーが停車していく。各駅停車の1両列車にオーバーランなど無縁だ。車両は、ファンに人気が高かったレールバスの後継車両として、平成10年以降に導入された富士重工業製。どの駅にも、別れを惜しむ地元の小学生らが寄せ書きをしたのぼりが翻り、狭い車内もファンや地元の人たちで満員だが、乗降客はいない。それが三木鉄道の置かれた現実を物語っていた。

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広々とした田園の中をのびのび走る。夏は緑、秋は黄金色のじゅうたんが敷きつめられる(下石野−石野間)=3月4日午前12時、兵庫県三木市別所町石野
東播磨地方のなだらかな山々をバックに快走するディーゼルカー。1両だけの列車だ(厄神−国包間)=3月4日午前10時49分、兵庫県加古川市上荘町国包
まっすぐに伸びる鉄路。右側では白梅、左側では鉄道ファンが列車を見送る=3月4日午後3時45分ごろ、石野−下石野間
三木鉄道の起点・厄神駅の案内板。案内板はどれも年期が入っている=3月4日午前10時45分、兵庫県加古川市上荘町船町
石野駅の案内板。どの駅にも感謝のポスターや横断幕が張られて、消えゆく鉄道を惜しんでいる=3月4日午後12時2分、兵庫県三木市別所町石野
木造の駅舎が特徴的な石野駅。個性的な駅舎が揃うのが三木鉄道の魅力の1つ=3月4日午後12時5分、兵庫県三木市別所町石野
石野駅に掲げられたのぼり。「音がなくなるのは寂しい」の言葉が胸に響く。ディーゼルカーの音は電車とは違う響きがある=3月4日午後12時5分、兵庫県三木市別所町石野
直線が多い三木鉄道の中でも最も長い直線区間の真ん中に経つ西這田駅=3月4日午後12時25分、兵庫家三木市別所町西這田
西這田にあった児童用時計=3月4日午後12時26分、兵庫県三木市別所町西這田
なぜかここだけ「兵庫県三木市」と表示された別所駅の駅名案内板=3月4日午後1時14分、兵庫県三木市別所町東這田
ほこら(右)とセットになったような別所駅。中央はトイレ。三木鉄道の駅舎はどれもユニークだ=3月4日午後1時2分、兵庫県三木市別所町東這田
列車のバックミラーに映るのは通り過ぎた過去の風景だろうか=3月4日、西這田−石野間
小さな集落の踏切を通過する列車。もちろん警報機も遮断機もない(西這田−別所間)=3月4日午後1時4分、兵庫県三木市別所町西這田
集落を駆け抜ける列車。沿線の住民も廃線賛成が多数を占めたという(西這田−別所間)=3月4日午後12時40分、兵庫県三木市別所町西這田
住宅地の中の高木駅。周囲の民家よりも小さく見える=3月4日午後1時24分、兵庫県三木市別所町高木
高木駅の案内板。もうあと少しで終着駅だ=3月4日午後1時25分、兵庫県三木市別所町高木
厄神方面へ向かう列車=3月4日午後1時40分、兵庫県三木市別所町高木
終着の三木駅。三木鉄道の車両3両が勢揃いした=3月4日午後2時15分、兵庫県三木市福井
出発を待つ列車。分岐するレールの曲線が美しい=3月4日午後2時15分、兵庫県三木市福井
三木駅舎内。昭和の息吹が息づく。窓口では記念品を販売中だ=3月4日午後2時26分、兵庫県三木市福井
三木駅の案内板は白く化粧直しされている。起点駅のプライドか=3月4日午後2時30分ごろ、兵庫県三木市福井
駅舎共々立派な駅名案内板=三木駅
三木駅に設置された大正期の駅舎プレート=平成19年9月27日午後5時55分、兵庫県三木市福井
立派な駅舎が魅力の三木駅=3月4日午後2時25分ごろ、兵庫県三木市福井
三木駅で販売中の硬券入場切符
列車の「通行手形」であるタブレットの受け渡し。かつては日本中の鉄道で見られた光景だ=平成19年10月6日午後、三木駅
三木鉄道の制帽。同社にはかつて、日本初の女性運転士も在籍していた=平成19年9月27日午前11時58分、兵庫県三木市福井の三木駅
各駅の端に設置されたバックミラー=下石野駅
三木駅で販売中の人気ちょろQ
3両全ての前後に付いたヘッドマーク

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