MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

【停車場ストーリー】JR津軽海峡線・木古内駅 北海道の玄関口、8年後には新幹線も開通 (1/2ページ)

2008.3.8 10:44
このニュースのトピックス停車場ストーリー
平成17年の北海道新幹線着工の際、中心線杭打ち式を行った広場には「東京起点787キロ780メートル」の標識が建っている平成17年の北海道新幹線着工の際、中心線杭打ち式を行った広場には「東京起点787キロ780メートル」の標識が建っている

 青森駅から特急「スーパー白鳥」で1時間10分余、今月13日に開通20年を迎える青函トンネルを北海道側に抜け、最初に止まる駅が木古内(きこない)だ。冬は雪に覆われ、三角形の独特な駅舎があるだけの閑散とした駅だが、平成27年度末までに開業する北海道新幹線が停車し、道南地区の玄関口になる。

動画はこちら

 津軽海峡線上り(函館→青森)特急が発着する1番線ホームは 261メートルあるが、幅はわずか2メートル。同じ長さの下り用2番線は3番線と同一ホームで、幅は 3.5メートルだ。昭和63年に青函トンネルが開通すると、木古内駅はトンネルに入る直前の拠点駅になり、北海道と本州を結ぶ寝台特急「北斗星」(機関車を含め13両、約 255メートル)などの長大列車が走るようになった。このため、あまり広くない構内に細長いホームが作られたようだ。

 引き込み線の端にある車庫からエンジン音が聞こえた。のぞいてみると、DE10型ディーゼル機関車2両が止まっている。川野雄一駅長(50)は「青函トンネルは全長 53.85キロ、海底部分は23.3キロあり、中で列車が動けなくなったら大変。そのときのために、木古内駅と青森側の津軽今別(つがるいまべつ)駅に機関車を2両ずつ置き、重連でいつでも救援に出動できるよう、エンジンを常に暖めている」という。

 木古内駅には、周辺9町のターミナルという性格もある。伊藤光雄木古内商工会事務局長(57)は「知内(しりうち)、福島、松前、上ノ国(かみのくに)、江差(えさし)、乙部(おとべ)、厚沢部(あっさぶ)、奥尻(おくしり)8町はいずれも木古内が下車駅。(木古内町を含めて)9町で広域連携し、交流観光の輪を広げたい」と新幹線開業に期待する。

このニュースの写真

線路の上に積もった雪を蹴散らしながら木古内駅1番線に着いた上り特急「スーパー白鳥14号」。列車がいない2番線と幅 3.5メートルのホームを挟んで、左側の3番線に停まる上り貨物列車が見える
夕方、函館から着いた江差行ディーゼルカー(2両編成)から降りた乗客。この日は学校が休みで列車はがらがらだった
吹雪の中、細長いホームに到着した上り貨物列車。ここで特急「スーパー白鳥14号」に追い抜かれる
在来線と併用の青函トンネルを抜けた北海道新幹線は、木古内駅の手前で、大きく間隔が開いた津軽海峡線の上下線の間(中央の草が生えている場所)に分岐し、左の下り線(貨物列車が走っている)をオーバークロスして、木古内駅に滑り込む予定。上り線(右)を走っているのは特急「スーパー白鳥3号」=北海道木古内町大谷地の新幹線と在来線の分岐点(鉄道・運輸機構提供)
結氷した佐女川の畔に建つ木古内町役場。窓には「北海道新幹線早期完成!」の文字がある
車庫の中でエンジンを暖めながら青函トンネルの万一の場合に備える救援用ディーゼル機関車DE10
北海道新幹線トンネル掘削現場の最先端で岩盤を掘り進むブームヘッダー=北海道木古内町亀川の渡島当別トンネル西工区
雪が降りしきる北海道新幹線渡島当別トンネル西工区の抗口=北海道木古内町亀川
木古内駅の山側、新幹線駅予定地前に建つ鉄道・運輸機構木古内鉄道建設所。壁には「北の大地に新幹線」と書かれている
平成17年の北海道新幹線着工の際、中心線杭打ち式を行った広場には「東京起点787キロ780メートル」の標識が建っている
木の三角形を模したデザインの駅舎。タクシーの右にあるのは近くに沈んでいるといわれる咸臨丸のモニュメント。近くには咸臨丸終焉の地もある
1番線に到着した特急「スーパー白鳥14号」。降りしきる雪の中、幅の狭いホームでは本州に向かう乗客が乗車口に急いだ
PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。