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【75歳の挑戦 地球の頂点】(1)冒険家の根幹 (3/3ページ)
このニュースのトピックス:地球の頂点へ 三浦雄一郎、75歳の挑戦
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10年前。65歳の三浦は世界7大陸最高峰からのスキー滑降を果たし、冒険家を引退しかけていた。不摂生を重ねた身体は165センチ、84キロという立派な肥満体。だが、父の敬三は「99歳でモンブランを滑る」と宣言し、次男の豪太はモーグル五輪選手。「間に挟まったおれはただのデブか」と情けなくなり、「目標を持とう」と考えて、50年前のエベレスト登頂の夢を思いだした。
トレーニングを重ね、挑んだ70歳でのネパール側からの登頂。不整脈を発症して意識を失うほどの状態に陥りながらも、念願の頂上に立った。だが空は雲に覆われ、景色はあまり望めなかった。三浦はこう思った。
「エベレストの女神が、『次は晴れた日にいらっしゃい』と言っているのかな」
帰国後、三浦は5年後にチベット側から登頂を目指すと宣言した。
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人々をひきつけてやまない地球の頂点。三浦雄一郎の挑戦を前に、そこにまつわる人々の姿や現状を追う。
=文中敬称略
(木村さやか)

