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来阪外国人客200万人突破へ 商店街もアジア・シフト (2/3ページ)
心斎橋筋商店街の大丸前の宇治園本店では昨年11月から中国出身の留学生、雷紅●さん(31)が中国、台湾からの観光客の接客を一手に担っている。
創業130年の同店が、中国人スタッフを雇ったのは初めて。雷さん採用後、同店の売り上げは前年同期比で約10%伸び、日本人もなかなか買わない100グラム1万円といった高価なお茶も売れている。
大橋良弘店長は「うちに限らずミナミではアジアからの観光客に対応できるかがカギ。中国語のできるスタッフを置く店は増えていくでしょう」と話す。
商店街では中国の銀行が発行する銀聯(れん)カードの決済を導入する店が増加しており、観光マップには利用可を示すマークがずらり。堺筋周辺では中国人中心、韓国人中心などターゲットを絞り込んだホテルの色分けも進んでいる。
旅行会社の関係者によると、家電は秋葉原、ブランドは銀座、繁華街は新宿と分散する東京に比べ、ミナミは「団体の2〜3時間の買い物に最適」で、心斎橋の大丸・そごう前などが集合場所になっているという。
国際観光振興機構によると、大阪を訪れる外国人は16年度の157万人から急激に増え、18年は30万人増の187万人。うち韓国が約59万人と最多だが、中国は前年から約6万人増えて約36万人を数え、台湾の約31万人を逆転した。
19年度は未確定ながら、府は今年度の関西国際空港の出入国者数が14〜16%程度伸びていることから、「205万人か、それ以上になるのは確実」とみている。特に、春節(旧正月)にあわせて旅行する習慣がある中国からの旅行客の伸びが際立ち、「今年の1、2月は昨年より5割増になった」(旅行会社)という。
また、海外から大阪への修学旅行も、16年度の128人から今年度はすでに1万人を突破するなど、伸びは著しい。