[PR]
ニュース: 生活 RSS feed
ごった返す確定申告会場 「巡回指導方式」導入も… (1/2ページ)
このニュースのトピックス:少子・高齢化社会
確定申告シーズンも中盤を迎え、各地の税務署では学校か塾の教室のような申告光景が、連日のように繰り広げられている。税務署員が一度に大勢の納税者に対応する「巡回指導方式」と呼ばれる方法で、マンツーマン形式に替わって近年定着した。年金受給者の増加で申告者数が急増していることなどが背景にあり、効率的な方法だが、納税者側は手放しでは喜べないのが実情のようだ。
9割の職員が対応
「いつまで待たせるんや。手を挙げてるのに全然指導に来ないやないか」
大阪府池田市の豊能税務署では、いきり立った男性が税務署員に食ってかかっていた。同署は確定申告期間中、税務署の1、2階に申告会場を特設し、巡回指導方法を採用している。
期間中、1日平均700人の申告に対し、職員の約9割が通常業務から離れて対応しているが、この男性のような不満はなくならない。豊能税務署の担当者は「職員が大人数を巡回して指導していますので、なんとかご理解いただきたい」と話す。
時代とともに
申告納税制度は昭和22年にスタート。かつては税務署を訪れた納税者が番号札を持って順番待ちし、呼ばれた人がマンツーマンで税務署員に指導を受ける「対面方式」を採用していた。
しかし、年金受給者や医療費・住宅ローン控除の対象者の増加で年々還付申告が増えたことで、過去30年間で確定申告数が3倍も増えたのに対し、国税庁の職員数は7%の微増。このため対面指導に限界が生じ、平成11年ごろには一度に複数の納税者に対応する「複数対面方式」や署員が壇上で説明する「教室方式」に、17年ごろからは現在の巡回指導方式へと変化していった。
このニュースの写真
関連ニュース
[PR]
[PR]

