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【もてなしの心】風評被害防止に大車輪の活躍・芦原温泉老舗の女将 (2/2ページ)
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温泉街を守るという郷土愛は新たなサービスも生み出している。協賛の旅館で3回の入浴ができる「湯めぐり手形」(1枚1500円)も、女将たちのアイデアで誕生した人気商品の一つ。
さらに米和では、大久保さん自ら女性客相手にエステを行っている。「女性だけのお客さまも増えてきたので、女性も楽しめる何かはないかと考えましてね」。
新聞の折り込みチラシを見て思いつき、業者に相談したところ「女将さんが研修を受けて、自分でやってみたら」のアドバイス。仕事の合間に週3回の研修を受け、7年ほど前からサービスを開始した。温泉地でついつい時間をもてあましがちな家族連れの主婦にも好評だという。
「顔の手入れをしながら会話も弾みます。お客さまとの触れ合いは、おもてなしの原点です」
また、他県で温泉表示偽装が問題化した年には、温度交換機を導入。加水せずにお湯の温度を調節する源泉100%の掛け流しも始めた。
故郷を愛し、客と触れ合い、本物のサービスを追求する精神が、伝統の温泉街に息づいている。
■芦原温泉 福井県あわら市温泉。明治16年に農民が潅漑(かんがい)用の水を求めて水田に井戸を掘ったところ、約80度の温泉がわき出したのが始まり。明治17年に温泉宿が開業して湯治客を泊めるようになり、明治45年の旧国鉄三国線の開通以降、温泉街として発展した。
「米和」は、料理付きで1泊1万500円から。越前ガニのフルコース付きは1人3万6750円から(2人以上)。掛け流しが自慢の浴場は大浴場、岩風呂がある。問い合わせは同旅館((電)0776・77・2047)へ。


