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壁一面に全国の即席ラーメン 大阪・日本橋に専門店

2008.2.29 13:04
このニュースのトピックス
即席めん専門のラーメン店「さくら日本橋店」=大阪市浪速区即席めん専門のラーメン店「さくら日本橋店」=大阪市浪速区

 電気街の一角、工具店や衣料品店などが軒を連ね、昭和の雰囲気を残す大阪・日本橋商店会。ここに即席めん専門のラーメン店「さくら日本橋店」が2月にオープンし、話題になっている。店長の大和一朗さん(39)は「日清食品創業者の安藤百福さんがインスタントラーメンを発明した大阪に専門店を開きたかった」と話す。

 にぎやかな大通りから横町の店に入ると、壁一面にびっしりと陳列された全国の即席ラーメンが目に飛び込む。北海道・旭山動物園の「白クマ塩ラーメン」や秋田の「なまはげラーメン」など、その地域ならではの一品も。

 韓国やタイなど海外の商品を含め約200種の袋めん(100円から200円程度)に、チャーシューなどのトッピング(250円)を追加、店内ですぐに食べられるのが売りだ。

 大阪で育った大和さんは学生時代、趣味で調理法を試行錯誤。旅行先ではスーパーに足を運び、地元メーカーの即席めんを探した。「中小メーカーも工夫を重ね、個性的でおいしいものを作っている」と驚き、多くの人に紹介したいと考えた。

 個人で各メーカーと交渉したが、仕入れ数が少な過ぎて断られた。昨年、関東で専門店を展開しているフランチャイズチェーンに応募し、開店にこぎ着けた。

 客の反応は上々。なじみ深い食材だけに、思い出を披露したり、自分なりのうんちくを傾ける人も多いという。名古屋から友人と遊びに来た三宅八智穂さん(22)は「知らないブランドがいっぱいで、選ぶだけで楽しい」と笑った。

 だが、経営は楽ではない。「安くてうまい」店がひしめく大阪で、他店との競争は激しい。もともと安い商品だけに客単価が低く、採算を取るのが大変だ。

 今春の大幅な輸入小麦価格引き上げも、気掛かりだ。大和さんは「地方の中小メーカーには厳しく、姿を消す商品もあるはず。個性的なラーメンが消えていくのは悲しい」と嘆く。「全国にはまだ知られていない即席めんがある。自分で地方を回って探し出したい」と意欲を示す。

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即席めん専門のラーメン店「さくら日本橋店」=大阪市浪速区
「さくら日本橋店」で販売される各地の即席めん
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