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酒は憂さ晴らしに逆効果 東大がラット実験で発見

2008.2.28 23:35
このニュースのトピックス

 憂さ晴らしに酒を飲んでもむしろ逆効果?−。嫌なことを思いだした直後にアルコールを摂取すると、かえってその記憶が強められることを松木則夫東京大教授(薬理学)らがラットの実験で見つけ、28日までに米専門誌の電子版に発表した。

 人の場合なら、嫌なことを忘れようと酒を飲んで一時的に楽しくなっても、翌日には楽しいことを忘れ、嫌な記憶が強く残ることを示しているという。松木教授は「酒を飲まずに、嫌な記憶に楽しい記憶を上書きしてしまうのが良いのでは」と“しらふの気分転換”を勧めている。

 実験で、かごに入れたラットに電気ショックを与え、恐怖を学習させると、かごに入れただけで、身をすくめて固まるようになる。チームはいったん固まった直後のラットに飲酒相当のアルコールを注射した。

 その結果、注射しないラットと比べると、かごの中で固まり続ける時間が長くなった。その効果は2週間続き、記憶が強くなったと判断されたという。

 アルコールは記憶力を低下させるが、それは覚える段階だけで、いったん覚えたものを思いだして記憶に固定していく段階では、逆に記憶を強める効果があるらしい。

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