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太陽系に「第9惑星」? 天体のゆらぎ 緻密に計算  (2/2ページ)

2008.2.28 08:16
想像図。右側の光は約150億キロ離れた太陽(フェルナンド・ダンドレア氏、神戸大提供)想像図。右側の光は約150億キロ離れた太陽(フェルナンド・ダンドレア氏、神戸大提供)

 海王星より遠い天体では現時点で最大の準惑星「エリス」を発見した米カリフォルニア工科大のブラウン教授からは「わくわくする成果だ」という内容のメールが届いた。ブラウン教授らはエリスを「第10惑星」と主張し、結果的には冥王星が惑星から格下げされるきっかけになった。

 新惑星は、ブラウン教授らが発見した太陽系最遠の天体「セドナ」と同程度の距離で、ずっと明るい。しかし、新惑星の軌道は、地球や木星などの軌道面(黄道面)から20〜40度も傾いているため、黄道面周辺に限られたこれまでの観測では発見されなかった。

 現在、米国、台湾を中心とする国際グループは、4つの望遠鏡を使って遠くの太陽系天体を探す計画を進めている。また、米ローウェル天文台も世紀をまたいだ「惑星X」発見に向けて、探索専用の天文台建設を計画している。

 これらの計画が本格化し、黄道面から離れた場所まで探索範囲が広がれば「5〜10年で新惑星が発見される可能性が高い」という。

                   ◇

 渡部潤一・国立天文台准教授の話 「非常に緻密(ちみつ)な研究成果で、新惑星が存在する確率は高いと思える。現在の定義では、周囲に同程度の天体がないことを証明することが必要で、発見と同時に惑星と認められるのは難しいが、改めて惑星とするかどうかが議論されるだろう。海王星の場合は、存在を“予言”した天文学者も、発見者とされている。予想通りの天体が見つかれば、向井教授とリカフィカ研究員の功績も天文学史に刻まれるでしょう」

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想像図。右側の光は約150億キロ離れた太陽(フェルナンド・ダンドレア氏、神戸大提供)
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